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2004年 6月 22日(火)
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 18時00分〜21時00分
第268回研究会
1.テーマ
郊外と都心の関係から都市居住の兆しを探る

2.趣旨
・東京への人口、産業の一極集中化は、膨大な経済活力を生み出すとともに、都心就業地と郊外居住地という分立的な構図を創り出した。しかし、十分な成長管理が行われず、適切な都市構造を構築する意思が欠落したまま都市化が推進されてきたため、これに起因する都市問題・居住問題を内包した都心住宅地、郊外住宅地が形成されてきた。
・このため、これからの大都市圏における都市居住再編は、個々の地区特性や住宅事情等に合わせて展開する視点に加えて、都市再生や都市構造再編の方向性を見据えて、都心あるいは郊外の役割や幅広い地域展開の可能性等を読み込み、まちづくりと一体的かつ戦略的に進める必要がある。
・しかし、人口回帰や地価下げ止まり等が見え始めた東京都心では、木造密集市街地の住環境整備は遅々として進まない中で、需給リスクを孕みつつも我が物顔で進められるマンション建設や狭小住宅の再生産につながるミニ戸建の供給等の状況からは、今後の都心居住の姿やまちづくりのあり方を見つめ直す姿勢が感じられない。また、人口の伸びが急激に落ち込み始めた郊外部では、空家問題も抱えたニュータウンの活力の低下、ゴーストタウン化する遠隔戸建住宅地等が問題視されはじめており、地価や住宅価格の下落が続くなかで事業性に難があるだけに都心部以上にこれからの郊外居住の展望が不透明である。
・このような認識に立ち、今回の研究会では、都心・郊外の居住問題を東京の都市構造との関係で捉えるとともに、人々の居住ニーズや国の長期ビジョン、都心居住・郊外居住の取組み事例等を踏まえる中から、今後の都心及び郊外の都市居住の姿や居住構造を動かす新たなベクトル(兆候や手掛かり)を探り、まちづくり・住宅づくりの課題や方向性について検討していきたい。

3.構成
 a. 趣旨説明
    U-MAC代表 若林 康彦 氏(司会進行)
 b. 基調報告
    アルテップ代表 荒川 俊介 氏
    ディーワーク代表 藤沢 毅 氏
 c. 討議・意見交換
 d. 総括/閉会

 

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