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【テーマ】 「今後の都市とハウジングのあり方」
【趣旨】 かつて3 年前に、「都市と集合住宅の現状を検証する」という年間テーマのもと、「建築とまちづくり」についての研究会(第255 回 2002.7.24)が開催されました。この研究会では、「都市再生」にともなう都市計画等制度改正の考え方や、その結果として計画される超高層住宅を中心とする都市空間のあり方が、大きな話題のひとつにありました。 「都市再生」を合い言葉にした開発は、現在も都心部を中心として華々しく展開されているようにみえます。しかしながら一方で、遅々として整備の進まない密集市街地、老朽共同住宅等の建て替えやこれまでの街並みを無視した建築景観など、既成市街地を中心としてさまざまな問題が顕在化してきています。 先の研究会では、新たに制定された都市計画制度である「景観法」を鑑み、景観法と景観法から見た都市あるいはハウジングのあり方についての言及を試みたところです。 この度の研究会は、あえてテーマを「今後の都市とハウジングのあり方」と大きく設定し、先の研究会の趣旨を受けた「景観あるいは都市デザイン」を切り口とするだけではなく、これまでの「都市再生」等における都市やハウジングの現状を振り返り、これに係る「計画制度」「住民参加」「市場性」等をキーワードとした切り口から議論をしていくことを趣旨とします。 このため、さまざまな立場・世代の講師の皆さんにお集まりいただき、円卓会議形式を試みるとともに、適宜、研究会参加者を交えて研究会を進行し「都市とハウジングの再構築に向けて」議論を深めたいと考えています。
【講師】(敬称略) 曽根幸一(曽根幸一・環境設計研究所) 柳沢厚(C-まち計画室) 窪田亜矢(工学院大学建築都市デザイン学科助教授) 中川智之(アルテップ) 藤井和義(アークポイント) 藤沢毅(ディーワーク) 金丸宜弘(曽根幸一・環境設計研究所):進行役 (計7名) |