■趣旨
集合住宅研究会では、ハウジングの未来を展望するにあたり、近年建築・住宅分野においてその取り組みが急務とされている「カーボンニュートラル」を重要テーマの一つに捉えています。その第1段として田辺新一氏による「カーボンニュートラルに集合住宅はどう変わるのか」としてカーボンニュートラルの全体像について講演いただき、第2段として「省エネ・環境に配慮したこれからのハウジングの有り様を考える」として身近な住まいの熱環境の話を中心に、語っていただいた。
第3段としては都市の中の木造建築物を取り上げたい。今までは都市の中の木造建築物は戸建て住宅、木造賃貸住宅以外の建築物としては大きく扱われてこなかった背景がある。(震災、戦災の火災の記憶が大きく、耐震、耐火、耐久性能が低く見られてきた経緯がある)
これから展開するカーボンニュートラルの時代では、地球に優しい建築物として、都市の中の中規模・大規模木造建築物として、また集合住宅としても扱われ始め、都市の中に木造建造物が建てられるようになってきている。
その流れを踏まえて、これからの都市の中の、中規模・大規模木造建築物について、これまで実現してきた事例、海外事例、これから出てくる事例の紹介、これからの木造建築物のあり方や課題について、また木材供給の林業について、東京都市大学工学部教授 大橋好光氏に講演していただく。
■開催日時・場所
○⽇時 令和5年12月11日(月) 17:00〜19:00
○場所 けんぽプラザ3階 集会室 WEB併用
○参加者 集合住宅研究会の会員事務所所員及び個⼈会員
■スケジュール
(1)趣旨説明 担当幹事 17時00〜17時05分
(2)講演 大橋 好光氏(東京都市大学名誉教授) 17時05〜18時30分(85分)
(3)講演者を交えた意見交換、質疑応答 18時30〜18時55分(25分)
コメンテーター 大倉 靖彦氏(アルセッド建築研究所 代表取締役 副所長)
進行補助 板谷 龍二郎
(4)忘年会(於 けんぽプラザ2階レストラン) 19時00〜21時00分(120分)
- 第382回 主体性を喚起する小規模再開発-新しいハウジングビジネスについて- (2024-12-25)
- 第381回 研修旅行『熊本ア一卜ポリス集合住宅団地を巡る』 (2024-12-15)
- 第380回「日本とドイツの都市の環境と景観は何故違うのか…」 (2024-11-01)
- 第379回 人と人をつなぐ「共在の場」を考える (2024-9-27)
- 第378回「高齢者が健康に住み続けられるウェルビーイングなまちづくり」 (2024-9-10)
- 第377回 :ミュンヘンにおける 「こどもにやさしいまちづくり」の実務 (2024-6-13)
- 第376回研究会『海外における脱炭素社会に向けた木造建築物について』 (2024-3-15)
- 第375回研究会『これからの都市の中の木造建築物と集合住宅』 (2023-12-11)
- 第374回研究会『研修旅行 時間を掛けてつくられた地方都市の建築・ランドスケープを巡る 山形県』 (2023-11-10)
- 第373回研究会『空き家、古い団地を活用し、まち・エリアのサスティナビリティを高める』 (2023-10-18)