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第382回 集合住宅研究会 趣意書

主体性を喚起する小規模再開発
-新しいハウジングビジネスについて-

■取り上げたいテーマ:住み開き・小商い の現代の形を探り、紹介したい。都市部に住まうにあたり、まち全体で暮らすような職住近接の取り組みを共有したい。デベロッパー、運営者、設計者のそれぞれが、互いの専門領域を重ね合いながら協働する事で、従来の不動産価値を逆転させるような小規模再開発が増えつつある状況をフォローしていく。
「今ここにどんな空間をつくるべきなのか」の前提から考え、空間の設計をする「DESIGN」と、研究リサーチを行う「LAB」の二部門を掲げて活動を行なっているツバメアーキテクツ。場を使うルールやメンテナンスなど、従来見過ごされてきた建築の側面に焦点を当てた新たな建築家像を提示している。
下北線路街(下北沢地区(東北沢〜世田谷代田間)の複々線化に伴う線路跡地)の一連の作品では、BONUS TRACKでの兼用住宅の枠組みの中で、マスターリースとサブリースの仕組みによりテナントの緩やかなルールを生み、一方で借り手の空間編集も可能な施設となっているなど、住み開き・小商い の新しい形が提示されている。また、現在進行中の実籾パークサイドハウスでは、福祉施設を家のようにつくることを通して、ケアの空間が住むということにどのように関われるかという問いに向き合っている。戦後、核家族を単位として進んだ住宅開発が切り離してきた、「働く」空間や「ケア」の空間を見直すことで、これからの住まいのあり方も話して頂く。

続きを読む | 2024-12-25 (51 ヒット)


第381回 集合住宅研究会2024年度研修旅行

■ 主旨
『熊本ア一卜ポリス集合住宅団地を巡る』

後世に残る文化的資産の創造を目指し1988年(昭和63年)に始まった「くまもとア一卜ボリス」。
110戸が中庭を囲む独特の空問構成を提示した保田窪団地(1991)をはじめ、画一的と批判されがち
な公営住宅団地でも様々な提案がなされ、集合住宅や団地の計画、設計にかかわる者に大きなインパ
夕卜を与えた。それから30余年がたち、住まい手や社会の変化する中でその経過や現状に団地計画、
設計にかかわるものとして学ぶベきことが多いと考える。
併せて大きな被害が生じた熊本地震(2016)の復興の様子をたどり、熊本の都市とすまいの様子の
現在の視察もおこなう。

■ 視察先
 ●熊本アートポリス事業 県営住宅保田窪第1住宅・竜蛇平団地
 案内熊本県土木部建築住宅局住宅課計画班 松澤参事+3名(計4名で案内)
 
 ●熊本地震震災ミュージアムKIOKU(阿蘇郡南阿蘇村河陽 旧東海大学阿蘇キャンパス内)
 2023年7月オ一プン
 設計者:熊本アートポリスス事業コンぺ(113番目のプロジエク卜)
 大西麻貴+百田有希/o+h+産紘設計※11/24 までTOTOギャラリー・間にて展覧会開催

■ 日程
 11月29日(金)〜30日(土)

続きを読む | 2024-12-15 (41 ヒット)


第 380 回集合住宅研究会 趣意書

■ テーマ: 日本とドイツの都市の環境と景観は何故違うのか…

■ 趣旨
本年の第377回研究会において、アーバンデザインが建築家の職能とされるドイツにおいて、長年アーキテクトとしてのキャリアを積まれた水島信氏に、ミュンヘンにおける 「こどもにやさしいまちづくり」の実務をテーマにご講演いただいた。その際に、都市デザインの課題、街づくり、集合住宅地のあるべき姿、行政や社会との関わりなど、ドイツと日本、その両方で都市計画、建築設計に携わってきた水島氏ならではの視点からの指摘があった。
本研究会はそのスピンオフ企画として、ドイツと日本の都市を比較し、ドイツでの秩序が保たれている根拠、日本で保たれていない理由を、ドイツ建設法典(第9条、第34条等)の解説と並行して、ベバングスプラン(B-Plan)や地区計画制度など、ドイツと日本の法制度を対照しながら解説いただきます。
本研究会では、今後の日本の都市計画、景観行政等の在り方、またそのために我々が取り組むべき方向性について考えていきたい。

■ 開催要領
日時:2024 年 11 月 1 日(金) 18:00〜20:00(120 分)
場所:けんぽプラザ(東京都渋谷区千駄ケ谷2丁目 37-1) WEB 併用

続きを読む | 2024-11-01 (44 ヒット)


第379回 集合住宅研究会 趣意書

人と人をつなぐ「共在の場」を考える
多世代が共生するための「ケアと居場所」づくり

既成市街地を中心に、“働く・食べる・学ぶ”などの日常生活をケアする機能のコンプレクスの拠点が多くみられる。異用途が混在するため、多様な人々の利用が重なり、都市やまちの中の「居場所」の空間となっている。
これら「共在の場」が形成された背景には、高度経済成長期からの都市機能の解体・再編、人々の生活スタイル・価値、家族形態などの変化が大きく反映されており、現在の都市空間や集住のあり様の変化を表象しているといえる。
本研究会では、『ケアする建築「共在の場」の思想と実践』(鹿島出版会)を出版された山田あすか先生を講師にお招きし、学際的アプローチから、「共在の場」形成のメカニズムや空間の魅力について講演いただく。
研究会の後半は、建築とまちづくりの実務に携わるコメンテーターを招き、クロストークを行い、両アプローチから「共在の場」の理解を深める機会としたい。

続きを読む | 2024-9-27 (15 ヒット)


第378回 集合住宅研究会 趣意書

■ テーマ
「高齢者が健康に住み続けられるウェルビーイングなまちづくり」

■ 趣旨
本研究会では、今後我が国が超高齢社会を迎えることを念頭に、高齢者が直面する課題と地域社会の役割、社会的な意義について、「ウェルビーング」の観点から具体的な実践事例に焦点をあて、現状を共有し、今後のあり方について考える。
高齢者が住み慣れた地域で暮らし続けるためには、健康・幸福感の維持向上のため、心身の健康
状態を維持する運動習慣や地域の環境整備まで、幅広い観点から「ウェルビーイングなまちづくり」を進めることが重要である。近年、ウェルビーイングの観点から国・自治体・企業などが地域住民と共に地域社会の形成に貢献する取り組みを行なっている。
本研究会には、北里大学の上出直人准教授をお招きし、相武台団地(神奈川県住宅供給公社/賃貸・分譲)における地域づくり事例をご紹介頂く。そして健康に直結するライフスタイルや環境配慮、社会的つながりなどの視点から、持続可能な住宅地を形成する上で設計・計画者が果たすべき役割に関する知見を得たい。

続きを読む | 2024-9-10 (15 ヒット)

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