第341回 集合住宅研究会
「分譲ストック活用に向けた分譲管理組合の運営とコミュニティの課題」
■趣旨
・多くの分譲集合住宅が、将来にわたる良好な運営に向けて模索を始めている。建て替えが容易に実現できない今、多くの管理組合は改修を行いながら暮らしの継続と改善を求めようとしています。
・また躯体の物理的劣化について、徐々に知見が増える中、分譲集合住宅においても適切にメンテを行いながら長期に使い続けていく方向が見え始めています。
・いっぽう管理組合の運営面においては、居住者の高齢化、役員の高齢化、空き家など多くの課題に直面し、模索が続いています。
・そこで本日の研究会は、公財)マンション管理センター主席研究員として、10年間全国のセミナー等で講演を行い、国土交通省からの受託研究、執筆活動を行うと同時に多くの管理組合運営の現場を経験されているマンション総合コンサルティング株式会社代表の廣田信子氏をお迎えし、現在の分譲集合住宅を取り巻く課題と解決に向けた方向性について西京極大門ハイツの改修事例を交えながらソフト的な視点とハード的な視点の両面からお話しいただきます。現在の共同居住を巡る状況と様々な取り組みについて、分譲集合住宅における課題を通してみえてくる住環境の再生の可能性やコミュニティ形成のあり方とともに我々住宅に係わる専門家としての役割を見い出すことが出来ればと思います。
■開催日時・場所
○平成29年7月21日(金) 18:30〜20:45(135 分)
○東京体育館 第一会議室
■スケジュール
□趣旨説明
藤吉 崇人(株式会社窓建コンサルタント) 5分
□講演
廣田 信子 氏 マンション総合コンサルティング株式会社代表
「分譲ストック活用にむけて、分譲管理組合の運営とコミュニティの課題」 18:40〜19:40(60 分)
〜休憩(10 分程度)〜
□コメンテーターより質問及び質疑応答
井関 和朗(株式会社団地研究所) 19:50〜20:45
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