■テーマ
「高さ制限とは―その成り立ちと超高層化、そして魅力ある都市景観の形成に向けて―」
■趣旨
建築基準法は、前身とする市街地建築物法制定まで遡ると、今年で創設100 年となる。都市計画との関係が密接な集団規定の中でも、建築ボリューム関する規定をみると、集合住宅の計画・設計にたずさわる私たちにとって、直面する課題が多いのではないだろうか。建築基準法緩和による競争力激化は、限られた枠組みの中での居住空間の確保という命題をより難解にしつつある。一方、行き過ぎた緩和を抑えるためにも、観光立国に向けた諸施策の背景からも、高さ制限や景観コントロールに関わる諸規制が導入されつつあり、設計環境はさらに複雑化している。
大澤先生のご講演を通じ、形態規制の成立が、どのように超高層化につながっていったのか、それがどのように評価され、将来どうあるべきなのかを把握することは、課題の解決にとどまらず、より良い都市環境の形成にために大きな知見が得られると思う。
一方、法実務運用の立場として金子氏からは、超高層建築が前提とする建築基準法の特例的運用や、法運用において「制限と実況の乖離」が顕在化しやすい日影規制からみた高さ制限の課題等について、ご講演いただく。
高さ制限の系譜と成果・課題の考察を通して、その役割・意義を活発に議論したい。
■開催日時・場所
○令和元年9月26日(木) 18:30〜20:30
○建築家会館本館1階 大ホール
■スケジュール
□趣旨説明 18:30〜18:35(5分)
□講演1 大澤 昭彦 先生(高崎経済大学地域政策学部准教授)
18:35〜19:30(55分)
テーマ:【高さ制限とは ―その成り立ちと超高層化、そして魅力ある都市景観の形成に向けて―】
□講演2 金子勝彦氏(日本ERI 株式会社 確認検査部副部長)
19:30〜19:50(20分)
テーマ:【法運用から見た高さ制限 −超高層の特殊性・日影規制の課題−】
〜会場セット〜
□講師を交えた意見交換 20:00〜20:30(30分)
コメンテーター 金子勝彦氏(前掲)
- 第382回 主体性を喚起する小規模再開発-新しいハウジングビジネスについて- (2024-12-25)
- 第381回 研修旅行『熊本ア一卜ポリス集合住宅団地を巡る』 (2024-12-15)
- 第380回「日本とドイツの都市の環境と景観は何故違うのか…」 (2024-11-01)
- 第379回 人と人をつなぐ「共在の場」を考える (2024-9-27)
- 第378回「高齢者が健康に住み続けられるウェルビーイングなまちづくり」 (2024-9-10)
- 第377回 :ミュンヘンにおける 「こどもにやさしいまちづくり」の実務 (2024-6-13)
- 第376回研究会『海外における脱炭素社会に向けた木造建築物について』 (2024-3-15)
- 第375回研究会『これからの都市の中の木造建築物と集合住宅』 (2023-12-11)
- 第374回研究会『研修旅行 時間を掛けてつくられた地方都市の建築・ランドスケープを巡る 山形県』 (2023-11-10)
- 第373回研究会『空き家、古い団地を活用し、まち・エリアのサスティナビリティを高める』 (2023-10-18)