●日時 : 平成20年9月16日(火)
●会場 : 健保プラザ 3階 会議室
●テーマ 『地域に根ざした大学の地域(団地)再生への取り組み』
●コーディネーター 関 邦紀氏(アルセッド建築研究所)
●主旨
1970年代に高度経済成長を背景とし、大量供給のために開発された大規模団地が一斉に老朽化、高齢化に向かっています。千葉・海浜ニュータウンは1970年代から開発が進められ、高島平団地は1972年から入居開始されたほぼ同時期に開発された大規模団地です。高齢化率30%を越える居住者に対する日常的な支援、サービスの提供は行政の力だけでは不十分な状況であり、地域住民の相互扶助的な生活環境の再構築、地域と企業・大学の連携(協働)による地域に根ざした再生活動等も大切な活動と考えます。
千葉大学、大東文化大学が、地域の大学として団地再生(地域再生)に取り組んですすめている活動の様子を紹介していただき、会員の公私両面での今後の活動の参考としていただくことを期待します。
●セクション1 「千葉・海浜ニュータウンにおける地域再生活動」
服部岑生氏(NPO法人 ちば地域再生リサーチ理事長 千葉大学名誉教授)
鈴木雅之氏(NPO法人 ちば地域再生リサーチ理事局長 千葉大学工学部助手)
千葉・海浜ニュータウン高洲・高浜地区を対象に高齢化する居住者が安心・安全に住むことができ、新しい居住者を呼び込むような魅力あるニュータウンに向けて再生していくために進めている地域に密着したサービス活動の様子を紹介していただきました。
●セクション2 「高島平再生プロジェクト」
山本孝則氏(大東文化大学環境創造学部教授)
日本住宅公団(現UR都市機構)が開発し、1972年から入居が始まった板橋区の高島平団地において、大東文化大学が学生とともにすすめている「高島平再生プロジェクト」の地域再生活動について紹介していただきました。
- 第382回 主体性を喚起する小規模再開発-新しいハウジングビジネスについて- (2024-12-25)
- 第381回 研修旅行『熊本ア一卜ポリス集合住宅団地を巡る』 (2024-12-15)
- 第380回「日本とドイツの都市の環境と景観は何故違うのか…」 (2024-11-01)
- 第379回 人と人をつなぐ「共在の場」を考える (2024-9-27)
- 第378回「高齢者が健康に住み続けられるウェルビーイングなまちづくり」 (2024-9-10)
- 第377回 :ミュンヘンにおける 「こどもにやさしいまちづくり」の実務 (2024-6-13)
- 第376回研究会『海外における脱炭素社会に向けた木造建築物について』 (2024-3-15)
- 第375回研究会『これからの都市の中の木造建築物と集合住宅』 (2023-12-11)
- 第374回研究会『研修旅行 時間を掛けてつくられた地方都市の建築・ランドスケープを巡る 山形県』 (2023-11-10)
- 第373回研究会『空き家、古い団地を活用し、まち・エリアのサスティナビリティを高める』 (2023-10-18)