●日時 : 平成21年7月27日(月)18:00〜20:50
●会場 : 健保プラザ 3階 集会室
●テーマ 『ハウジングとしてのストック再生の民間事例』
●コーディネーター:堀江 達氏(環総合設計)、森 俊人(市浦ハウジング&プランニング)
■主旨
平成21年度の年間活動方針である「ハウジングに関わる専門家集団としての役割と展望」について考えるとき、「地球環境問題に対する取り組み」を欠くことはできません。
「ストック再生」は新築に比べ設計の不自由さは否めませんが、「景観の継承と発展」や、建設時エネルギーの減少及びCO2 、廃材の発生削減、既存材の資源有効活用等、「地球環境問題」へも大きく寄与し、「新築にはない魅力」があることも事実です。現在の地球温暖化の急速な推移を考えると、近い将来簡単に新築ができない状況になることが、現実の問題として心配されます。
「ストック再生」を有効に実現するためには、既存部分の充分な把握により、「既存部分のメリットを充分に生かす」デザイン力と、技術力が不可欠です。また、新築とは異なる施工方法・施工手順等の検討や、既存躯体の耐震性能及び建築法規のクリア等の問題についても検討が必要です。
今回の研究会では、リノベーション事業に携わる民間会社の方をお招きして、これまでの実績を踏まえてリノベーション事業の課題と可能性について言及して頂き、今後の集合住宅のさらなる可能性について考えていきたいと思います。
■進行
●セクション1:「リノベーションの実態」
滝川智康氏(株式会社 インテリックス空間設計)
区分単位のリノベーションを行う際の実態、リノベーションマンション事業について、リノベーション住宅推進協議会の検査基準等について、お話して頂きました。
●セクション2:「リノベーション事業について(ユニット〜1棟)」
内山博文氏(株式会社 リビタ)
リノベーション事業を取り巻くマーケット(既存住宅流通の問題点やストックの状況等)、リノベーション事業のビジネスモデルについて、リノベーション住宅推進協議会について、お話して頂きました。
●質疑応答・意見交換
- 第382回 主体性を喚起する小規模再開発-新しいハウジングビジネスについて- (2024-12-25)
- 第381回 研修旅行『熊本ア一卜ポリス集合住宅団地を巡る』 (2024-12-15)
- 第380回「日本とドイツの都市の環境と景観は何故違うのか…」 (2024-11-01)
- 第379回 人と人をつなぐ「共在の場」を考える (2024-9-27)
- 第378回「高齢者が健康に住み続けられるウェルビーイングなまちづくり」 (2024-9-10)
- 第377回 :ミュンヘンにおける 「こどもにやさしいまちづくり」の実務 (2024-6-13)
- 第376回研究会『海外における脱炭素社会に向けた木造建築物について』 (2024-3-15)
- 第375回研究会『これからの都市の中の木造建築物と集合住宅』 (2023-12-11)
- 第374回研究会『研修旅行 時間を掛けてつくられた地方都市の建築・ランドスケープを巡る 山形県』 (2023-11-10)
- 第373回研究会『空き家、古い団地を活用し、まち・エリアのサスティナビリティを高める』 (2023-10-18)