■日時 :平成22年3月2日(火)18:00〜20:50
■会場 :健保会館 3F会議室
■テーマ:『これからの集住、都市のあり方。と集住研』
集合住宅研究会は、1972年の発足以来、専門家集団としてさまざまな活動に取り組んできました。とくに本年度は、研究会開催300回を迎え、研究会活動の大きな節目と位置づけ、これまでの活動を総括した年表および記録集の作成をはじめ、千里ニュータウン見学、イギリス特別講座、そして佐々木幹郎さんをお招きして先日行われた300回記念講演会等々、多くの記念事業を展開してきました。
それらを通して見ると、発足以来集合住宅研究会(及び所属する会員事務所)の行ってきた集合住宅に関する様々な研究や提言、設計活動の成果とその蓄積が如何に大きいかということを再認識することが出来ました。
しかし、集住や都市を巡る課題は依然として多く残っており、とりまく社会・経済情勢はパラダイムの転換期を迎えており、新たな取り組みも求められています。
今回の第301回研究会は、一連の記念事業の最後を飾るとともに、集合住宅ならびに集合住宅研究会の今後の展開を参加者全員で考えていこうとするものです。
したがって、今回の研究会はテーマに基づく報告や研究ではなく、「団地50選」を通しての研究会会員アンケートによる集合住宅、団地に対する意見等、記念事業の活動成果報告を交えつつ、これからの研究会活動の中心的役割を担うであろう中堅会員による討議を行い、「これからの集住・団地・都市のあり方」等についてさまざまな問題提起をしていくことを考えています。
さらには、パネラーだけでなく広く参加者の方々からも多くの意見を頂き、研究会全体として問題意識を共有し、今後の研究会活動の新たな一歩につなげたいと思います。
■討議メンバー
・コーディネーター
板谷龍二郎(マヌ都市建築研究所)
・パネラー
金丸宜弘(曽根幸一・環境設計研究所)
川崎直宏(市浦ハウジング&プランニング)
済藤哲仁(現代計画研究所)
鈴木 新(山設計工房)
中川智之(アルテップ)
真鍋千恵子(ディワーク)
・進行サポーター
藤沢 毅(ディワーク)
名知明日香(INA新建築研究所)
若いメンバーや今まで集住研を引っ張ってきて下さった先輩方など、会場からの意見も交えながら、これからの集住、都市のあり方と集合住宅研究会について討議しました。
本研究会の討議内容を踏まえ、次年度以降の活動に反映させていきたいと思います。
- 第382回 主体性を喚起する小規模再開発-新しいハウジングビジネスについて- (2024-12-25)
- 第381回 研修旅行『熊本ア一卜ポリス集合住宅団地を巡る』 (2024-12-15)
- 第380回「日本とドイツの都市の環境と景観は何故違うのか…」 (2024-11-01)
- 第379回 人と人をつなぐ「共在の場」を考える (2024-9-27)
- 第378回「高齢者が健康に住み続けられるウェルビーイングなまちづくり」 (2024-9-10)
- 第377回 :ミュンヘンにおける 「こどもにやさしいまちづくり」の実務 (2024-6-13)
- 第376回研究会『海外における脱炭素社会に向けた木造建築物について』 (2024-3-15)
- 第375回研究会『これからの都市の中の木造建築物と集合住宅』 (2023-12-11)
- 第374回研究会『研修旅行 時間を掛けてつくられた地方都市の建築・ランドスケープを巡る 山形県』 (2023-11-10)
- 第373回研究会『空き家、古い団地を活用し、まち・エリアのサスティナビリティを高める』 (2023-10-18)