集住研 - 第３０３回研究会（お知らせ）

研究会

第３０３回研究会（お知らせ）

■日時　：平成22年9月8日（水）18:00～21:00

■会場　：けんぽプラザ集会室
　　　　　http://www.sekkei-kenpo.org/

■テーマ：ストック改修技術開発と居住地再生
　　　　　-集合住宅改修技術を居住地再生（団地再生）に生かす-

■パネラー：石倉健彦氏（都市再生機構）
　　　　　　環総合設計・みのべ建築設計事務所・窓建コンサルタント・汎建築研究所・市浦ハウジング＆プランニング

■コーディネーター：青木計画研究室　青木光之氏

　

■趣　旨

スクラップアンドビルドの社会から循環型社会への転換がなされている現在、既存集合住宅のストック改修技術は、居住地を再生していく上で重要な要素となっている。

しかし、現在開発が行われている様々な改修技術は、今後のストック再生・居住地再生における位置づけが明確でないのが実情であり、このような改修技術の活用方策を考えていくことは、将来の日本における快適・良好な居住環境の形成において重要なことといえる。

そこで、今年度の集住研テーマ「これまでの団地計画を検証し、これからの居住地再生を展望する」にそって、URにて行われているルネッサンス計画や、具体の改修や修繕の実例を取り上げ、その活用方策等についてディスカッションを行い、改修技術の側面から将来の居住地再生を展望することを本研究会の趣旨とする。

今後の居住地再生を展望するうえでは、将来の環境負荷の低減や住宅地としての街並み景観形成等に加えて、継続居住者の評価（ニーズ）、居住者の居住地再生へのかかわり方、また、住宅地の管理や賃貸住宅経営等も含めて検討していかなければならないと思われ、このような観点から、個別の改修要素技術を居住地の計画設計技術として生かしていく方法論を考えていくことが必要といえる。

改修による居住地の計画設計は、今までの新規開発における居住地計画設計とは異なる方策が必要となるものと考えられ、ストック改修によって、現代の需要にあった日本らしい住宅・住宅地へと変化、醸成させていく方法論を確立していく時期に来ていると思われる。

そこで、本研究会では、集合住宅における改修技術や改修事例を、個々の技術の是非にとどまらず、居住地再生におけるストック活用の技術として紹介いただき、今後の日本における住宅地のイメージを描いていくための議論ができればと考えている。

■講師の講演等（予定）

①　URにおける改修実験（おもに向ヶ丘第一団地におけるルネッサンス計画１）の紹介、及び、ストック改修技術と居住地再生についての講演　

□都市再生機構　石倉健彦氏

②　集住研メンバー等による改修事例の紹介とその解説

・耐震改修事例　　　　　　　　　　
□環総合設計　□みのべ建築設計事務所

・階段室型EV設置事例　　　　　　　　　　
□窓建コンサルタント

・分譲住宅における改修や維持管理事例　
□汎建築研究所

・改修の現状（屋外等の団地改修事例）　
□市浦ハウジング＆プランニング

③　会場を交えた意見交換
□司会進行　青木光之（青木計画研究室）

2010-8-09 (1633 ヒット)

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